まめものはてブ

三日坊主日記

Mastodon |  Twitter |  SoundCloud |  Instagram |  YouTube 

MOTU 828mk2のフタをあける

前回までのあらすじ MOTU 828mk2を買いました - まめものはてブ

インチの六角レンチが届いたので、828mk2のフタを開けることにした。そう。828mk2の耳はインチの六角レンチがないと外れない。

インチ〜

サイズは 7/64 がぴったり合った。

前面LCDのバックライトLEDを確認したかったけど、ここはメインボードを外さないと外れないみたいなのでとりあえず今回はパス。コンデンサが漏れてないかだけ目視で確認した。 特に漏れている様子はないが、若干膨らんでいるようなきがしなくもない。交換するのがベターかもしれないな。とりあえず部品だけ調達して、どうするかは考えておこう。

だいたい2.5cmくらいかな〜

この4700uF 耐圧10Vのコンデンサーはおそらくアナログオーディオ用の2電源レール。電圧は+-10.2Vなんだそうだ。普通定格の80%くらいで使うべきらしいんだが、定格越えのギリギリアウトの設計になっているみたい。隣のでかいのは15000uF 10Vで、デジタル向けのデカップリングのようだ。こちらが潰れると起動しないなど、動作がが極めて不安定になるそうだ。まだ大丈夫そうにみえる。

でかい容量・でかい耐圧の電解コンデンサはでかい。1Uラックマウントには厳しい。なのでこういうチョイスになったのかもしれないですが、定格越えかぁ・・。

CodecはAKM

DAC/ADCにはAKM AK4528VF、オペアンプはNJM4580, BB OPA2134UAなど定番が使われている。

眺めているとハンダがキラキラしていることに気付く。これはおそらく有鉛ハンダが使われている。RoHS施行が2006年らしいので、それ以前のものであることはまちがいないようだ。シルクやラベルには2003とあるから、やっぱくれくらいの時期の製造なのかもしれない。

なぜかコネクタが一カ所無理矢理刺さっているところがあるが、これは設計ミスだろうか、誰かがバラしてネジなくしたのだろうか。ちょっときになる。

とりあえず刺さってる

828mk2の分解レポートはこちらのサイトに非常に詳しく掲載されている。

#59 MOTU 828 mk2 teardown

また、LEDの問題は、こちらのサイトに詳しい修理方法がある。

How to fix the display backlight of the MOTU 828 mkII

「1.4Vに5.6Ωの抵抗がはいっとる。LED 1つに250mAも流してるから焼けたんや。」とある。この抵抗は変えないとやばそうだな。手持ちの面実装LEDで1.4V+100Ωでどれくらい光るか確認しておこう。 とおもってためしたのですが、順方向1.4Vだと赤色LEDでもまともに点灯ませんでした。

同ブログのコメントをみると、「1.4Vは壊れたLEDを外さず計測したのでは?」とコメントがありました。電流制限抵抗は別のところにあるため、砲弾型LEDへの入れ替えが多くの人で成功するようです。とりあえずそのまま入れ替えでOKっぽいですね。

ADAT入力用のTOSLINKケーブルも買ったので、そちらもつなげて出力を確認してみた。ここで一つ残念ポイントを発見。Mix Busはステレオ4系統あるのだが、合計8chまでしかルーティングできないので、ADAT Inputに8ch使うとOutputができない。ただ、ヘッドホンアウトは別にアサインできるみたいなので、それだけは使える。まあ、出力はそれほど必要ではなかったし、ADAT入力信号があるとそちらにクロック同期できるので、利便性があがるのでよしとしよう。PCにつないだらアサインできるかもしれないけど、そのへんはよくわからない。

いまのようにテーブルの上に置くと、非常に操作しにくい。まあラックマウント前提だからねぇ。

次は本丸のLEDだなぁ。どうしようかなぁ。