SP-404MK2 Version3.0で追加されたワンショット・プレイバックとパッドミュート・モード
SP-404MK2がVersion3.0になったので、健忘録として久々にブログを更新してみます。
SP-404MK2がVersion3.0になってDAWやMIDIの連携が強化されました。これでかなり私的には活用範囲が広がりそうな予感がしています。SP-404MK2でMIDI連携してサンプルを正確にループさせるには、いちどシーケンスを作る必要があります。そのままサンプルのループ再生だけだと微妙なずれでどんどんずれていくからです。そのため、TR-RECモードでシーケンスの最初にサンプルを配置したシーケンスを作る必要があります。
1barシーケンスの作成
1barシーケンスと新たに追加されたワンショット・プレイバックを使えば、比較的に簡単に行えます。ワンショット・プレイバックはサンプルの再生が終わるまでリトリガーが行われなくなるため、1barのシーケンスでも1bar以上の任意の長さのサンプルを再生でき、正確に頭からループすることができます。1barなのでプレビューもしやすくストレスが減るというメリットはけっこう大きいと思います。
サンプル・モード(サンプル・モード/パターン・モードはPATTERN SELECTボタンで切り替えられる)でサンプルを再生し、VALUEノブを押しながらGATEをおす。これでそのサンプルはワンショット・プレイバックが有効になる。。これをマルチトラックの各サンプルごとに繰り返す。
PATTERN SELECT(パターン・モード) → Shift+REC(TR-REC) → パッド(記録先選択) を押して、TR-RECモードを開始する。
BAR:CTRL-2 を最小 にして 1barに設定する
REC を押して開始する
VELOCITY:CTRL-3 を最大 にしてPADモードにする
SUB PAD を押しながらサンプルの入った パッド をおす
パッド1 を押す。1bar以上のサンプルが正確にループされるはず
あとはトラックの数だけ 6~8を繰り返す。
作業が終わったら EXIT で抜ける
パッド・ミュート
パフォーマンス時に特定のサンプルをミュートしながら曲の流れをつくりたいときがあります。以下の方法でパッド・ミュート・モードにすれば、パッドのミュートをしながらパフォーマンスができるので、いろいろシーケンスを作りまくる必要がなくなります。
サンプル・モードにする
SHIFT+REVERSE+REMAIN を押す
パッドミュートモードになるので、任意のパッドを押すことでMUTE/UNMUTEが切り替えられる
フィンガードラムやポン出しサンプルと併用する場合は SHIFT+REVERSE+パッド でのMUTE/UNMUTEを使うほうが便利な場合もあるかもしれない。
Version3.0強化機能の紹介動画
こちらの動画に、Version3.0のアップデート内容が紹介されています。てか、アップデートだいたい1年前なのね。しらんかった。